探していたものは、萩原朔太郎の『純情小曲集』の中にある
“月光と海月”という詩の欠けている1文。
ブログの過去ログで探してみたら4年前から探してました。
(過去ログはこちら。
にほんごであそぼ)
そこで何を書いていたかというと
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
月光の中を泳ぎいで
むらがるくらげを捉へんとす
手はからだをはなれてのびゆき
しきりに遠きにさしのべらる
もぐさにまつはり
月光の水にひたりて
わが身は玻璃のたぐひとなりはてしか
つめたくして透きとほるもの流れてやまざるに
たましひは凍えんとし
ふかみにしづみ
溺るるごとくなりて祈りあぐ。
かしこにここにむらがり
さ青にふるへつつ
くらげは月光のなかを泳ぎいづ。
萩原朔太郎 『純情小曲集』より
まだ気になることがあるんです。
溺るるごとくなりて祈りあぐ。
かしこにここにむらがり…
祈りあぐ。
ここで文は1度途切れるんです。その証拠に『。』でしめてあるんです。
その後の空白の1行。ここに本当は入れずじまいだった1文があるんです。
祈りの言葉が。
正確には覚えてませんが、マリア様に早く翡翠の海月を見つけたい…
とかいうような内容の。
だから、
『かしこにここにむらがり
さ青にふるへつつ
くらげは月光のなかを泳ぎいづ。』
のように、海月(クラゲ)は『さ青』になっているんです。
だれか萩原朔太郎マニアの方いませんか〜!!ネットで調べても分からなかったんですぅ〜
知っている人〜教えて下さい〜!!!ヽ(´Д`;ヽ≡/;´Д`)/*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
でした。
その“祈りの言葉”が見つかった♪
それが、
『マリヤよ、
はやはやわが信願を聴き届け、
翡翠のくらげを与へしめてよ、』でした。
カウンセリングの帰り、
入る気の無かった本屋にふらりと立ち寄って、
普段その本屋では見ない詩集のコーナーをふと見たら
見たことの無い萩原朔太郎の文庫本の詩集があって
それを立ち読みして見つかって。
買ったその本の巻末の注釈を読んだら
『純情小曲集』中の『愛憐詩篇』は初出形を採ったみたい。
だから今まで“月光と海月”で探しても見つからなかった。
そして初出形でのこの詩の題は
“月光と祈祷”(祈祷の、とう、の字が正しくは旧字)
……
“月光と海月”じゃあ、見つからないわけだわ。
でもずっと探していたものが見つかるのは嬉しい。
今年1番くらいの嬉しさヽ(*´з`*)ノ